お な や み 相 談  
当院にお問い合わせがあった質問をわかりやすくお答えします。

一昨年の11月頃より、下前歯がムズムズするような感覚を覚え不快感が…

 一昨年の11月頃より、下前歯がムズムズするような感覚を覚え不快感があり、かかりつけの歯科医に相談しました。特に異常はないとのことで掃除をしてもらい終了。あまり気にしないようにとのことでした。
 その後、セカンドオピニオンで違う歯科医に診察していただきました。そちらでも特に異常ないけど、歯茎が腫れてるので歯周病の治療を続け終了。
 その後も、症状変わらずセカンドオピニオンの歯科で医大の口腔外科を紹介してもらい受診。
 異常なし、精神的なものからきているのかもとのこと。抗うつ剤がそういう症状に有効な場合があるとのことで心療内科へ。心療内科でサインバルタという抗うつ剤を処方され、約一年飲んでますが改善されず。痛みはないですが、口の中の違和感、歯茎のムズムズに悩まされストレスです。
 あと怖い病気?などの不安もあります。これさえなければ、楽になるのにと思っています。
 よろしくお願いいたします。
 安原歯科医院の安原豊人です。
 もちろん診察してみないとわかりませんが、非定型歯痛の疑いもあります。
 非定型歯痛は、歯または抜歯後の部位などに生じる持続性疼痛で、臨床的にも、エックス線検査でも異常がまったく認められないにもかかわらず、数ヶ月から数年にわたって絶え間なく痛みがつづくことがあります。“じんじん”“じわじわ”と表現される痛みで、強さはさまざまです。女性に多く(8~9割)子供を除き、どの年齢にも生じる可能性があります。特に第二小臼歯、第一大臼歯が好発部位で、下顎より上顎に多いと報告されています。経過中に疼痛部位が他の歯に飛び火したり、顔面に拡大したりすることもあります。
 発症のきっかけは不明ですが、背景に心理社会的(ストレス)要因があると言われています。病態生理は不明ですが、多くの研究から、非定型歯痛には三環系抗うつ薬のトリプタノールが奏功することがわかっています。トリプタノールは「抗うつ薬」に分類されますが、同時に「慢性の痛みを抑える薬」として知られています。非定型歯痛の場合は「うつ」ではなく、「慢性疼痛」のためにこの薬が処方されます。慢性頭痛、慢性の神経痛などに非常に効果があります。また、トリプタノールは長期に使用しても、肝臓や腎臓などへの影響が少ない安全な薬として知られており、欧米で30年以上使用され続けています。あなた様の場合症状は軽そうですが、ご担当の先生に、お薬の変更を含めて一度よくご相談されることをお勧めいたします。

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