お な や み 相 談  
当院にお問い合わせがあった質問をわかりやすくお答えします。

昨年末位から、口の中で舌の居場所がないような感覚があります。

 昨年末位から、口の中で舌の居場所がないような感覚があります。
 今まで気にしたことはないのに、急に舌をどこにおいているのが普通なのかわからないような感じになり、舌が口の中でちょろちょろしている感じです。
 舌が気になるからか下唇を噛んだりすったりしているようで下唇が腫れたりもしました。
 舌がピリピリとする感覚も一時期あり、舌に歯型がついたりすこともあり一時受診も考えたのですが、一時様子をみるとマシになったりしていたのでまだ受診はしていません。
 一時的に癖がついているのかな?と意識して噛まないように気を付けたりしていると少しましになったのですが、気を許すと下唇をかんでまた腫れたりを繰り返したりしています。
 最近ふと鏡をみた表情がひどく下唇がふくらんで顎がでているような表情になっていたのでよく観察すると舌が下唇の下についていました。
 ネットで調べてみると舌痛症や低位舌とかなのかな?と思い、アイウベ体操や口テープをして寝たりもしているのですが、こういった症状はこちらで相談できるのでしょうか?
 丁度同時期位から、若年性更年期の疑いで治療をはじめていますので、老化現象も原因のひとつかな?と悩んでいます。
 また、舌姿勢補正器 TPCというものがあることをネットで見て自分の症状にあっているような気がしたのですが、もちろん診断していただいて治療の必要があればなのですが、こちらの歯科で取扱いや実績はあるのでしょうか?
 もしあるのであれば保険適用か自費かなど費用がどれくらいかかるのか教えていただけたらと思うのですが。
 なんとなくずっと気にはなるのですが、どこに相談していいかわからず現在にいたっているので、アドバイス頂けたら嬉しいです。
 安原歯科医院の安原豊人です。
 もちろん診察してみないとわかりませんが、舌癖や舌痛症、また、歯列接触癖Toothcontacting habit(TCH)と言われるものが考えられます。
 通常咀嚼(食べ物をかみ砕くこと)、嚥下、会話などの際、上下の歯列が接触する時間は1日で17.5分と言われていますが、寝ている時に人間の体は疲れたり、ストレスを感じたりすると無意識のうちにくいしばったり、歯ぎしりをしたりして上下の歯列が接触する時間は急激に増加し数時間に及ぶことがあります。このような状態が続くと、歯の噛み合わせや歯と歯肉の境目の部分が摩耗して穴が開いたり、むし歯も無いのに歯が凍みてきたり、知覚過敏の症状が出てくる場合もあります。しかもこのような状態は起きている時でも無意識のうちに行っている人が意外に多いことがわかっています。中には常に上下の歯が当たっているのが当たり前と思っている人もいます。顎関節症患者さんの50~70%にTCHがみられたという報告もあります。このことはTCHが顎関節症を悪化させるとも考えられています。
 治療は各種の適切なマウスピースを歯科医院で作製してもらって装着する。またTooth contacting habitの行動変容療法としては、部屋に「歯をはなす」という文字を書いた「気付きの紙」を10枚以上貼って、その都度気をつけるようにすると改善されるケースもあります。また、歯の接触に気づいたら、ストレッチをすることで歯を接触する行動をまぎらわす、行動置換療法も有効といわれています。具体的には開口ストレッチを行います。他には、ガム転がし法といって、ガムをある程度噛んだら、舌で丸めて上下の歯の間や舌と口蓋の間でコロコロと転がしてあまり噛まないようにする方法などがあります。舌姿勢補正器 TPCについては、臨床経験がありませんが、面白い装置だと思います。大変興味深い発表だと関心を持っております。

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