お な や み 相 談  
当院にお問い合わせがあった質問をわかりやすくお答えします。

ガマ腫と診断され切開手術と言われました。私は歯科恐怖症でいつも治療が出来ずに帰宅する始末です…

 はじめまして!ご相談がありメールさせて頂きました。
 7月の半ばにガマ腫と診断されました。治療法は今月末に局部麻酔での切開手術と言われましたが私は歯科恐怖症、嘔吐恐怖症などでいつも治療が出来ずに帰宅する始末です。麻酔をすると動悸がしてしまいます。出来れば全身麻酔でお願いしたいと思うのですが、無理でしょうか?
 不安で仕方ありません!
6181
 安原歯科医院の安原豊人です。
 写真拝見いたしました。実際に診察してみないとわかりませんが、口腔底部のガマ腫の疑いがあります。
 ガマ腫は、口底部に片側性に現れ、やや青紫色を帯びた透明感のある貯留嚢胞です。表面の粘膜は薄く、ガマの咽頭嚢に似ているのでこの名があります。唾液の流出障害により生じるもので、導管の一部が外傷などにより損傷し、周囲組織中に唾液が漏出してできると考えられています。

 治療法には、
 ①嚢胞全摘出術
 ②開窓術
 (頻繁に行われる方法で、嚢胞壁の上半分を切除して大きく開窓し、残りの嚢胞壁を口腔粘膜の一部とする方法です。開放部分が閉鎖して再度唾液が貯留しないように、開窓した嚢胞壁の辺縁を口腔粘膜と縫合して口腔内に開放しておく必要があります。)
 ③舌下腺体を含めた嚢胞全摘出術
 などがあり、大きさ部位などにより選択されます。
 がま腫の手術以外の治療法として、OK-432嚢胞内注入療法があります。OK-432(ピシバニール)という薬剤を注入する方法です。この薬は組織に炎症反応を起こさせて、腫れを収縮させる作用があることから、がま腫の治療などに応用されています。当院では、この方法を、ガマ腫治療の第一選択にしています。
 副作用として、発熱などがみられることがあります、また大きさによっては、3、4回行うことが必要になりますが、注射針でたまっている唾液を抜き、代わりにこの薬を薄めた液を同量注入します。
 薬液を注射するだけなので、麻酔の必要もありません。患者様にももっとも優しい治療法です。ご安心ください。ご担当の病院でご相談されることをおすすめいたします。

ご気軽にご相談ください

似たような症状でも人によって状態は変わります。気になることがありましたら、ささいなことでもご気軽にご相談ください。
無料相談