お な や み 相 談  
当院にお問い合わせがあった質問をわかりやすくお答えします。

下唇左端に違和感があります。痛みはないです。以前より、口腔内の頬側におそらくフォーダイス斑があります。

 お世話になります。5日くらい前から、下唇左端に違和感があります。痛みはないです。見た目的にも腫れや赤みなど何も変化はありません。
 以前より、口腔内の頬側におそらくフォーダイス斑があります。唇にも上下端にもフォーダイス斑があります。違和感はこれと関係あるでしょうか?
 よろしくお願いいたします。
 安原歯科医院の安原豊人です。
 もちろん診察してみないとわかりませんが、フォーダイス斑は自覚症状がない場合がほとんどですが、ある時、粘膜のざらざら感が気になり始めて気がつくということが多いものです。本来、口腔内には皮脂腺はありません。皮脂腺とは皮膚の毛根部にあり脂肪分を出す腺のことです。本来なら存在しない粘膜に脂腺があると黄色い点状に見え、これをフォーダイス斑と呼んでいます。
 フォーダイス斑は、異所性に皮脂腺が存在するものなので、「異所性脂腺」とも呼ばれています。思春期以降に増加し、発現率や斑点の数が、年齢とともに増加していく傾向にあります。口腔粘膜に黄白色の点状として見え、数個程度しかなくほとんど気がつかないものから、多数密集したものまでさまざまです。頬粘膜の後方に見られるのが一般的ですが、口唇の内側の粘膜、まれに口蓋、歯肉や舌に存在することもあります。
 フォーダイス斑なら、治療の必要性はまったくありませんのでご安心ください。違和感が続くようでしたら、一度お近くの口腔外科で、診察をお受けになることをお勧めいたします。
 また他に考えられるものとしては、頬粘膜圧痕(頬粘膜の白線)があります。唇の内側やほっぺたの内側に、咬み合わせた上下の歯の線に沿って、多少の隆起を伴った白いすじが見られることがあります。白線といって、口唇粘膜や頬粘膜を慢性的に上下歯牙によって咬んでいる人に多く見られるもので、白いみみず腫れのように見えるものです。
 自覚症状としては、ザラザラとした感じがすることもあります。原因には咬頬癖、頬吸引癖、噛みしめ、くいしばり、などが考えられています。夜間無意識にかんでいる人も多いのです。普通の頬粘膜圧痕(頬粘膜の白線)は、特に治療の必要はありません。ご安心ください。ただし、頬咬癖の場合はスプリントを装着して様子をみる場合があります。いろいろなストレスが関係していると考えられています。
 安原先生 早々に詳細な回答有難うございます。
 フォーダイス斑についてよく理解できました。
 治療の必要もないということで安心しました。
 気になっていた下唇の違和感も最近は気にならなくなりました。また何かありましたら相談させて頂きます。
 本当にありがとうございました。

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