お な や み 相 談  
当院にお問い合わせがあった質問をわかりやすくお答えします。

親知らず抜歯から2ヶ月ほどたちますが、断裂していなく、これから回復してくる可能性もゼロではないのでしょうか。

 はじめまして。
 6月19日に左下親知らず抜歯開始。麻酔がイマイチ効かなくて途中で断念。縫合して終了。だいぶ腫れる。1週間後抜糸したが、まだ腫れが残っていて2日後の28日に抜歯。そのときも麻酔はイマイチ効いている感じがなかった。途中でやっぱり痛みが耐えられなかったので、麻酔追加。麻酔追加中に一気に舌から歯茎にかけて麻酔がジワーっ!!と効いた感じがあり、これでもう痛みは感じないなと安心しました。(いつも麻酔をしてから10分ほどおかないと効いてこないのに、こんなにすぐに効く麻酔があるんや。と思いました)その後4.50分かかったと思いますが、無事抜歯完了。
 術後は出血も少なく1回目ほど腫れも少なく、かなり安心しました。ところが次の日になっても、左半分の舌と左の歯茎の内側は麻酔がきいたままの感じでピリピリ感と感覚がない感じがとれませんでした。抜糸の時に伝え、テグレトールを処方されました。1週間のみましたが、フラフラ感があり、仕事に集中できなかったので、やめて、その後大学病院に紹介状を書いてもらい、8月頭に受診。左側の触感や味覚などの反応がなくメチコバールを2週間飲み、再受診。回復の見込みがなさそうとゆうことで、和歌山医大に行くことをすすめられました。そこではじめて、ネットでいろいろ調べ出し、神経断裂の場合、8時間超えの手術になることなどを知り事の大きさに怖くて仕方なくなりました。今は、不安しかありません。
 抜歯から2ヶ月ほどたちますが、断裂していなく、これから回復してくる可能性もゼロではないのでしょうか。。。ちなみに今は変わらずピリピリ感はありますが、舌のポジションによっては、あまり感じず楽に過ごせる時間帯もあります。左側の舌をたまに噛んでしまいますが、噛んだ時は痛っ!!と思います。いろいろありますが、この不快感をどーやって文にして伝えていいのかって感じです。分かって貰えますでしょうか。少しでも気持ち的に楽になりたくて相談してみました。
 宜しくお願いいたします。
 安原歯科医院の安原豊人です。
 舌神経損傷に伴う舌神経麻痺の疑いがあります。下顎第三大臼歯(親知らず)の抜歯は、時に重要不可欠な処置ですが、解剖学的に下顎第三大臼歯近くの口底に舌神経が走行しています。この神経が歯槽堤に近接する場合、抜歯後に舌神経麻痺を来たす場合が稀にあります。舌神経麻痺を発症した場合、重篤な舌の知覚、味覚麻痺を引き起こします。この神経障害に対しては、保存療法としてATP製剤やビタミンB12製剤などの薬物療法、理学療法、星状神経節ブロック療法などが一般的に施行されています。
 ただし、重症例には外科的治療として神経縫合術、自家神経移植が推奨されています。顕微鏡下で損傷した舌神経縫合術を施行し有用な結果を得ている施設があります。日本では、和歌山県立医科大学歯科口腔外科の藤田茂之教授が有名です。
 もちろん、神経麻痺の程度と症状さらに損傷の程度をよく問診、視診、触診を行い、手術が必要であるか、薬物療法で経過観察していてよいのかどうかを診査診断する必要があります。ご希望なら主治医の先生とよくご相談の上、早急に一度和歌山県立医科大学歯科口腔外科の藤田茂之教授を受診されることをお勧めいたします。

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