お な や み 相 談  
当院にお問い合わせがあった質問をわかりやすくお答えします。

柔らかい腫瘍でも舌癌の可能性はありますか?また良性であったとしても、やはり切除術になりますか?

 スイス在住です。一年前くらいに食事中に強く舌を咬んでしまい、2~3週間後に咬傷は治ったのですが、その数ヶ月後に何気なく鏡で舌を見た時に一部か青紫色の柔らかい腫瘍になっていました。痛みも無かったので、そのまま放置してしまっていたのですが、先月日本に里帰りした際に家族に指摘され急に心配になり、総合病院でMRI検査を受けたところ約2cmの腫瘍がありました。柔らかい腫瘍なので、良性である可能性も高いと言われましたが、スイスに戻りしだい、良性か悪性かを調べるために組織検査を受ける必要があると言われましたが、怖くて未だに受診していません。柔らかい腫瘍でも舌癌の可能性はありますか?また良性であったとしても、やはり切除術になりますか?
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 安原歯科医院の安原豊人です。
 写真拝見いたしました。
 もちろん実際に診察してみないとわかりませんが、舌の血管腫や静脈湖などの疑いがあります。しばらく放置しても大丈夫ですが 血管腫は、血管組織の増殖からなる病変で、大部分は血管の先天性奇形か、もしくは発育異常的要素を持つ過誤腫と考えられています。血管腫は、終生変化しないものから、経過中に増大傾向を示したり、または自然退縮するものなど、種々の病態を示すものがあります。食物などの刺激で、血管が破れて出血をみることもあります。そのような症状が頻繁にあったり、徐々に大きくなっているようなものは、早期に治療が必要なこともあります。
 治療法は、外科的切除が確実です。機能的、審美的観点から分割切除が考慮されることもあります。他には、冷凍外科によるもの。梱包療法といって、血管腫への輸入血管を結紮し組織の繊維化をはかるもの。硬化療法、塞栓療法、レーザー治療、などもあります。審美的、機能的に特別な障害がなければ経過をみるのも一法ではありますが、増大傾向を示す場合には外科的切除を行うほうが良いかもしれません。小さなうちに行えば、満足な結果が得られますが、大きなものではそれだけ根治的な治療が難しくなる場合があります。一度お近くの口腔外科もしくは形成外科で診察をうけられることをお勧めいたします。

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