お な や み 相 談  
当院にお問い合わせがあった質問をわかりやすくお答えします。

奥歯2本のインプラントの手術をしました。突然、右半分の顎と唇の麻痺としびれが…

 似たような質問があるのですが、状況と症状が少し違うのでご相談させていただきます。
 10月4日に右奥歯2本のインプラントの手術をしました。 10月6日に突然、右半分の顎と唇の麻痺としびれが生じました。顎は、見えない力で押しつぶされそうな圧迫感があり、下の歯茎全体まで強烈な圧がかかり、歯肉の血流が悪く青白くなる感じが、1日のうち何度も襲ってきます。
 歯科医は、CTではインプラントが神経を圧迫していないので、一ヶ月くらいで治ります、と言いました。メチコバールを処方され、今も服用していますが、前述の症状は依然続いています。また、顎と唇の表面の皮膚は、四六時中ピリピリとした痛みがあります。
 本日10月27日に受診したところ、麻痺は長くかかるかもしれない、治療法はメチコバールを服用するしかないと言われました。この状態なのでインプラントの上部の歯は、まだ入れていません。
 この症状を複数の知人に話し、他の歯科医に治療してもらえるか尋ねてもらいましたが、他の歯科医のインプラント失敗を引き継ぐ歯医者はいないと言われ、途方に暮れています。
 メチコバール以外の治療法は無いのでしょうか?本当にこのままで治るのでしょうか?
 この症状を治したいのです。この症状に対処できる専門医を教えて頂きたいと思います。よろしくお願い致します。
 安原歯科医院の安原豊人です。
 もちろん診察してみないとわかりませんが、手術直後から麻痺が生じているのなら、インプラント埋入窩を形成するドリルで、下歯槽神経を損傷しているのかもしれません。
 そのままインプラントが所定の位置に埋入されれば、一見インプラント体は神経に当たっていないようにレントゲン上にはうつります。
 しかし、手術時にすでにドリルで神経を損傷していることが考えられます。この場合、インプラント体を除去しても麻痺は改善されませんので、早急に神経縫合術を行うことをお勧めいたします。
 日本では、和歌山県立医科大学歯科口腔外科の藤田茂之教授が有名です。ご担当の先生とご相談の上、和歌山県立医科大学を受診されることをお勧めいたします。
 一方、術直後には麻痺がなかったのに、2日後から急に麻痺が生じた場合、術後の出血や腫脹による神経の圧迫が考えられます。この場合は、半年から2年ぐらいで徐々に改善してくる場合があります。
 ご担当の先生のおっしゃるように、経過観察でよいかもしれません。ピリピリとした痛みに対しては、プレガバリン(Pregabalin)商品名リリカというお薬がある程度有効です。この薬は、中枢神経系においてカルシウム流入を抑制し、グルタミン酸などの興奮性神経伝達物質の遊離を抑制することにより、過剰に興奮した神経を鎮め、痛みを和らげます。通常、末梢性神経障害性疼痛や線維筋痛症に伴う疼痛の治療に用いられます。服用量や服用回数について、先生とよくご相談されることをお勧めいたします。
 安原先生、お忙しい中、ご返信頂き、ありがとうございます。
 不安で押しつぶされそうな気持ちが、少し楽になりました。もう少し、担当医を信じてみます。
 先生の病院が近くにあれば、すぐにでも予約をお願いするのですが、残念です。
 本当にありがとうございました!

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