お な や み 相 談  
当院にお問い合わせがあった質問をわかりやすくお答えします。

一ヶ月前から唇の皮が何度も剥けるし血が出たりこまっています。

 一ヶ月前から唇の皮が何度も剥けるし血が出たりこまっています。大学病院でもワセリンやステロイドを塗ってもよくならず途方にくれています。ネットで見ると難治でなかなか治らないと困ってるようです。治療法があれば教えてください。

 先程メールしたものですが、数年前そちらでドライマウスの事でお世話になったものです。
現在、別の病気で大学病院で一ヶ月入院中です。病室でメールしてます。入院中で写真がとれないのでネットで探した写真のような感じです。ネットではドクターショッピングするが出された薬でますます悪化するのが多いですね。
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 安原歯科医院の安原豊人です。
 剥脱性口唇炎(剥離性口唇炎)は、鱗屑あるいは痂皮の形成を主徴とする、口唇の病変で、他の口内炎と同じようにビタミン不足(特にビタミンB2欠乏)から来ることが多いといわれますが、原因は不明なこともあります。いろいろなビタミンが粘膜の代謝をコントロールしていますが、剥がれて落ちていく部分のスピードと、新しい細胞が作られてくるスピードがくるってしまっているとも考えられています。
 剥離性口唇炎は、口唇、主に下口唇に限局して、湿潤した黄褐色の痂皮(かさぶた)や落屑(皮めくれ)ができ、自分で剥いでしまって、それを何度も繰り返す疾患で非常に難治性なものもあります。小児に多くみらますが、時に大人にもみられます。
 共通して言えるのは、口唇の皮を剥くということです。精神的ストレスも関係があると言われています。剥く限り、いくら薬を使用しても、治らないともいわれます。
 対症的には、特に冬期に口唇が乾燥しすぎない様に、なめない、拭きすぎない、室内を乾燥しすぎない様にすることに留意しその上で、蜂蜜、グリセリン、ワセリン等の保湿剤をぬり、口唇の乾燥を防ぎ、かゆみが強い場合は抗ヒスタミン剤などの内服薬や、症状が激しい場合は一時的に副腎皮質ステロイド剤の外用薬や難治の場合には、ステロイド剤の経口投与を考慮することもあります。
 また、難治性の口唇炎の中に、カンジダ菌や黄色ブドウ球菌によるものの場合があります。菌の検査を行い、まずそれら除外する必要があります。
 カンジダの場合には抗真菌剤を黄色ブドウ球菌の場合には抗菌薬を使用します。その他の場合には、セルフケア―で改善されることがほとんどです。
 皮膚科専門医を受診されることをお勧めいたします。

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