お な や み 相 談  
当院にお問い合わせがあった質問をわかりやすくお答えします。

舌の右側面の痛みについて相談させて下さい。チリチリ、ずきずきした痛みが出始めました。

 舌の右側面の痛みについて相談させて下さい。
 チリチリ、ずきずきした痛みが側面に出始めました。そして、少し左より右のが腫れてる感じもします。
 12月に舌の違和感で口腔外科で診察して異常なしだったのですが、すぐに悪いものが見つかるとかはありますか?
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 安原歯科医院の安原豊人です。
 写真拝見いたしました。若干ドライマウスの傾向が疑われます。食事中にも痛みを感じるようなら、口腔カンジダ症を引き起こしているかもしれません。口腔カンジダ症は口腔内に常在するカンジダ菌という真菌(カビ)が異常繁殖して起こる病気です。粘膜に白苔や紅斑を起こします。自覚症状はヒリヒリしたり、食味が変わったりしますが、自覚症状がないことも多いので、見落とされやすい病気です。
 口腔カンジダ症は主に3つに分類され、剥がれやすい白苔の形成が特徴の偽膜性口腔カンジダ症(白いカンジダ)・粘膜が厚くなる肥厚性カンジダ症(厚くなるカンジダ)・入れ歯を装着した方に多くみられ、義歯の清掃が悪かったり、ドライマウスなどの原因で起こる萎縮性(紅斑性)カンジダ症(赤いカンジダ)があります。
 いずれも粘膜の痛みやヒリヒリ感を症状とすることが多く、義歯の清掃不良等で起こっている場合は、義歯の不適合を主訴として歯科医院へ来院することも多いものです。また、口唇の角が切れてしまう口角炎も口腔カンジダ症で起こることがあります。
 診断は症状から総合的に判断されますが、検鏡や細菌培養検査などが行われる場合もあります。
 治療には適切な口腔ケアーと抗真菌薬の投与が行われます。口腔カンジダ症は抵抗力や体力が低下した場合にかかりやすい病気ですので、そのような患者さんでは特に口腔ケアーに対する注意が必要です。また、唾液分泌が低下した口腔乾燥(ドライマウス)の人に多くみられますので、唾液分泌を促すケアーや口腔内保湿ジェルなどを用いた保湿が予防には大切です。また、食事中は痛みを感じないようなら、舌痛症の疑いもあります。症状が続くようなら口腔外科で検査を受けられることをお勧めいたします。

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