お な や み 相 談  
当院にお問い合わせがあった質問をわかりやすくお答えします。

舌がWみたいな形をしており、舌を伸ばしても口から1センチ程度しか出ません。舌小帯を切るには何科に行けばいいですか?

 舌がWみたいな形をしており、舌を伸ばしても口から1センチ程度しか出ません。
 上顎に舌を吸い当てて口を大きく開くと舌が届きません。
 短い舌が下顎を押し出して下の前歯が上の歯より出ています。イ段が発音しにくいです。これらの症状なのですが、舌小帯を切るには何科に行けばいいですか?
 安原歯科医院の安原豊人です。
 舌小帯の付着異常(舌小帯強直症、舌小帯短縮症)の疑いがあります。
 舌小帯強直症は、臨床でもよく見られ、舌小帯の短縮により舌の運動が制限され、その程度にもよりますが、授乳困難、言語障害、舌突出癖、咀嚼障害などの原因になるといわれています。
 舌小帯強直症は、望月らの分類によると、
 1度:十分開口させ、舌尖を挙上しても口蓋に届かないもの。舌尖がくびれて二つにみえるもの。
 2度:舌尖を挙上しても、咬合平面よりわずかにしかあがらないもの。
 3度:舌尖をほとんど挙上し得ないもの。
に分類されます。
 また、舌小帯強直症には、小帯が挙上訓練により伸展する粘膜性のタイプと伸展しない太い線維性のタイプがあります。
 舌小帯切除手術(小帯伸展術)は、舌の運動障害や構音障害の有無によって実施されます。成人の場合は特に、術前の挙上訓練と瘢痕による強直を防止するために術後の挙上訓練が必要です。
 舌小帯切除により、舌尖の挙上が可能になり、運動範囲は広くなりますが、発音障害は必ずしも改善するわけではありません。通常は、発音障害については3~4歳までに行えば、自然治癒も考えられますが、成人の場合、訓練が必要といわれています。
 一方、患者さんの回復に対する意欲が改善に影響することもいわれています。成人は、自分の意志でトレーニングを行いますので、協力がよく習慣化もされやすいこともあり、子供よりむしろ良いケースもあります。お近くの歯科口腔外科を受診されることをお勧めいたします。

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